イザヤ書 7:1-8 リビングバイブル (JLB)

1.  ヨタムの子で、ウジヤ王の孫にあたるアハズ王が治めている時、エルサレムはシリヤの王レツィンと、レマルヤの子であるイスラエルの王ペカの攻撃を受けました。 幸いエルサレムは占領されず、無事でした。 

2. ところが、「シリヤとイスラエルが連合して攻めて来る」という情報が伝わると、王も国民も震え上がり、暴風にゆさぶられる木々のようにおののきました。

3.  そのとき神様は、イザヤに命じました。 「息子のシェアル・ヤシュブと出かけ、アハズ王に面会を求めなさい。 王は今、ギホンの泉から布さらしの野に通じる道の近くにある、上の貯水池へと向かう上水道の端にいる。 

4. 会って、心配するな、と伝えるのだ。 レツィンとペカが何だ、あんなおちぶれた二人が真っ赤になって怒ったからといって、別にこわがることはない、と言って聞かせるのだ。 

5. なるほど、シリヤとイスラエルの王は攻めて来る。彼らはこう言うだろう。 

6. 『さあ、ユダに攻め上って、パニック状態にしてやろう。 それから一気にエルサレムへ進撃し、タベアルの子を新しい王にしよう。』

7.  だがわたしは断言する。 この計画は成功しない。 

8. ダマスコはシリヤの首都で終わり、レツィン王の領土はこれ以上ふえないからだ。 またイスラエルも、六十五年以内に、跡形もなくなる。 

15-16. この子が乳離れして、正しいことと悪いことの区別を知るころまでには、あなたがたがこわがっているイスラエルとシリヤの王は、二人とも死んでしまいます。

21-22. 略奪を終え、やっとひと息つく時には、国中は牧草地に変わり果てているでしょう。 ただし、家畜の群れは手あたりしだいに殺されるので、一頭の牛と二頭の羊が残っているだけでも、幸運な人と呼ばれます。 それでも牧草はあり余るほどあるので、牛乳はたっぷり取れ、生き残った者は凝乳と野生のはち蜜を常食にします。 

イザヤ書 7