イザヤ書 65:12-23 リビングバイブル (JLB)

12. だから、そのとおり剣に渡す「運命」に定めよう。 また、暗い「宿命」を負わせよう。 わたしが呼んだ時に答えず、わたしが語った時に聞こうとしなかったからだ。 そればかりか、わたしの目の前でわざと罪を犯し、よりによってわたしの大きらいなことをしてきた。 

13. それで、神様は宣言なさいます。 おまえたちは飢えるが、わたしのしもべたちはたらふく食べる。 おまえたちはのどが渇くが、彼らはぞんぶんに飲む。 おまえたちは悲しみに沈み、恥をかくが、彼らはこおどりして喜ぶ。 

14. おまえたちは、悲しみと苦しみと絶望の中で泣き叫ぶが、彼らはうれしさのあまり歌いだす。 

15. おまえたちの名は、わたしの国民の間で、のろいの代名詞となる。 それは、神様があなたがたを殺し、本物の神のしもべを特別の名でお呼びになるからです。

16. だが、祝福を祈り求めたり誓ったりする者がみな、まことの神の名を使うようになる日がくる。 わたしが怒りを静め、おまえたちのした悪事を忘れるからだ。 

17. わたしは新しい天と地とを造る。 それは目を見張るほどすばらしいので、もうだれも、古い天と地とを思い出さなくなる。 

18. わたしの造るものをいつまでも喜べ。 わたしはエルサレムを、幸福の都として建て直す。 そこに住む者はいつも喜びにあふれる。 

19. エルサレムとわたしの国民とは、わたしの喜びだ。 そこにはもう、泣き声や叫び声は聞かれない。

20. 生まれてすぐ死ぬ赤ん坊はいなくなる。 百歳まで長生きしても、まだ老人とは呼ばれない。 その若さで死ぬのは罪人だけだ。 

21-22. その時には、家を建てればいつまでも住みつける。 昔のように、外国の軍隊が侵入し、家をこわされることはない。 わたしの国民はぶどう園をつくり、取れた実を自分で食べる。 敵が横取りすることはない。 だれもが木の寿命ほども長生きし、丹精して作った穀物を、長いあいだ楽しみながら食べる。 

23. せっかく刈り入れた物が敵の食糧になったり、生まれた子供が戦場で死んだりすることはない。 彼らは神様に祝福され、その子らも祝福されるからだ。 

イザヤ書 65