1. 善人が滅び、神を敬う人が人生の半ばで死んでも、だれ一人として深刻に考え、なぜだろうと不思議に思いません。 神様がそのような人を、災いがくる前に取り去ることに気づく者は、一人もいません。
2. 神を敬う人は、死んだら平和そのものの安息にはいります。
3. だがおまえたち、魔法使いの子、姦夫と売春婦の子孫よ、ここに来い。
4. おまえたちは、だれをからかい、大きな顔をして舌を出すのか。 罪人とうそつきの子よ。
5. おまえたちは木陰で熱心に偶像を拝み、谷間や岩の間で子供をいけにえにする。
6. 神々といっても、谷間に転がっているなめらかな石ではないか。 おまえたちはそれを拝み、わたしとは似ても似つかぬその神々を、相続財産としている。 こんな仕打ちをされて、はたして平気でいられるだろうか。
9. おまえたちは、かぐわしい香と香水をモレクへの供え物にした。 遠い道をもいとわず、地獄にまでも行って、愛を注ぐ新しい神々を見つけようと血眼になった。
10. 長旅に疲れても決してあきらめず、気合いをいれながら旅を続けた。
11. どうして、わたしよりも他の神々をこわがったのか。 わたしのことなど眼中になかったのは、どういうわけか。 わたしがあまりにもやさしすぎたので、少しもこわくないと考えるようになったのか。
12. それに、おまえたちの言う「正しさ」と「善行」が、邪魔している。 そんなものは、おまえたちを救えない。