11. 朝早くから夜ふけまで酒をあびる者は、必ず災難に会います。飲んだくれは、ひどい目を見ます。
12. あなたがたの豪勢な宴会にはムード音楽が流れ、雇ったバンドも一流のものです。 ところが神様のこととなると、まるで頭にありません。
13. だから、おまえたちを捕虜として遠い国へ連れて行く。 おまえたちは、わたしにどんなによくされたか知りもせず、心にも留めていない。 大いに尊敬されていた者さえ飢え、一般の国民は飲む水もなく、舌が上あごにくっついたまま死ぬ。
14. 地獄は、エルサレムという、よだれの流れそうなごちそうを前にして舌なめずりし、その市民を飲んだくれもろとも、のみ込みます。
15. その日には、横柄な者でもちりの中に土下座し、思い上がった者も腰を低くします。
16. 天の軍勢の主だけが、ひときわたたえられるのです。 天下広しといえども、きよく正しい方は神様だけだからです。
17. そのとき廃墟の中では、家畜の群れが草を食べ、子羊と子牛、子やぎがたわむれます。
18. 雄牛に綱をつけて引くように自分の罪を引きずり歩く者は、きっとひどい目に会います。
19. そんな連中はイスラエルのきよい神様さえばかにし、罰を受けることなんか平気だという顔で、ぬけぬけと言うのです。 「神様、罰するなら早く罰してください。 お力のほどを、とくと拝見したいものですな。」
20. 連中は白を黒、黒を白と言い、苦いものを甘い、甘いものを苦いと言いはります。
21. 自分には知恵があると思い、りこうぶる者は、きっとひどい目に会います。
22. 酒ならだれにも負けないと自慢する者も、同じです。
23. こんな連中は、わいろをもらって正義を曲げ、悪者を保釈して罪のない者を牢にたたき込みます。
24. だから神様は、彼らをきつく罰し、火で焼くのです。 彼らはわらのように、あっという間に燃え尽きます。 その根はたちまち腐り、花はしぼみます。 神様のおきてを捨て、イスラエルのきよい神様のおことばを軽んじたからです。