イザヤ書 49:16-25 リビングバイブル (JLB)

16. わたしはおまえの名をてのひらに入れ墨した。 わたしの目の前にはいつも、くずれたエルサレムの城壁がちらついている。 

17. もうすぐ、おまえを再建する者が来て、滅ぼした者どもをおまえのところから追い払う。 

18. さあ、よく見ろ。 敵は一人残らずおまえの奴隷になる、と誓おう。 彼らはおまえにとって、陳列棚に飾る宝石や花嫁の装身具のようになる。

19. だれもが愛想をつかした、いちばん荒れた土地でさえ、まもなく人々でごった返すようになる。 おまえを奴隷にした敵は、はるかかなたに遠ざかる。 

20. 異国に捕らわれていた時に生まれた者は帰って来て、『もっと部屋が欲しい。 ここは狭すぎる』とこぼす。 

21. その時、おまえは心の中でつぶやくだろう。 『こんなにたくさんの子供を下さったのは、いったいだれだろう。 大半は殺され、残りは捕虜として遠くへ連れて行かれ、私だけここに残ったというのに……。 だれがこの子たちを産み、育ててくれたのだろう。』」

22. 神様はこうもお語りになります。 「わたしが外国人に合図すると、彼らはおまえの幼い息子たちをおまえのふところに連れ戻し、娘たちを肩に載せてやって来る。 

23. 王や王妃はおまえに仕え、行き届いた世話をしてくれる。 彼らは土下座し、おまえの足についたちりをなめる。 その時おまえは、わたしが神であることを知る。 わたしに望みをかける者は、決して恥をかかない。」

24. 腕力の強い者の手から、だれが、奪い取られたものを取り戻せるでしょうか。 泣く子も黙るこわい王に、だれが、捕虜を自由の身にしてやれと命令できるでしょうか。 

25. しかし神様は、きっぱり宣言なさいます。 「名前を聞くだけで震え上がる残忍な王の捕虜になった者でも、一人残らず釈放される。 わたしはわたしと戦う者と戦い、おまえの子供たちを救い出すからだ。 

イザヤ書 49