イザヤ書 49:14-22 リビングバイブル (JLB)

14. ところが、あなたがたは言います。 「神様は私たちを見捨て、私たちをお忘れになった。」

15. 「そんなはずはない。 母親がわが子を忘れ、愛さなくなることがあるだろうか。 だが、たといそんなことがあっても、わたしはおまえを忘れない。 

16. わたしはおまえの名をてのひらに入れ墨した。 わたしの目の前にはいつも、くずれたエルサレムの城壁がちらついている。 

17. もうすぐ、おまえを再建する者が来て、滅ぼした者どもをおまえのところから追い払う。 

18. さあ、よく見ろ。 敵は一人残らずおまえの奴隷になる、と誓おう。 彼らはおまえにとって、陳列棚に飾る宝石や花嫁の装身具のようになる。

19. だれもが愛想をつかした、いちばん荒れた土地でさえ、まもなく人々でごった返すようになる。 おまえを奴隷にした敵は、はるかかなたに遠ざかる。 

20. 異国に捕らわれていた時に生まれた者は帰って来て、『もっと部屋が欲しい。 ここは狭すぎる』とこぼす。 

21. その時、おまえは心の中でつぶやくだろう。 『こんなにたくさんの子供を下さったのは、いったいだれだろう。 大半は殺され、残りは捕虜として遠くへ連れて行かれ、私だけここに残ったというのに……。 だれがこの子たちを産み、育ててくれたのだろう。』」

22. 神様はこうもお語りになります。 「わたしが外国人に合図すると、彼らはおまえの幼い息子たちをおまえのふところに連れ戻し、娘たちを肩に載せてやって来る。 

イザヤ書 49