7. だからおまえたちは、「ああ、そのことなら、ずっと前から知っていた」と言うことはできない。
8. わたしは全く新しいことを告げる。 おまえたちがどんなにひどい裏切り者で、ものごころついたころから背き続け、芯まで腐りきっているかを、よく知っているからだ。
9. だがわたしは、自分のため、自分の名誉のために怒りをぐっとこらえ、おまえたちを根絶やしにはしない。
10. わたしはおまえたちを悩みの炉で精錬したが、銀は見つからなかった。 おまえたちは、少しも良いところのないがらくただ。
11. それでもわたしは、自分のためにおまえたちを助ける。 滅ぼしはしない。 そうでないと、外国人は、彼らの神々がわたしを征服したと言うだろう。 彼らにわたしの栄光を譲り渡すようなまねは、絶対しない。
12. わたしの国民、わたしの選んだ者らよ、わたしの言うことを聞け。 わたしだけが神だ。 わたしは初めであり、終わりだ。
13. この手で地の基礎をすえ、この右の手で天を引き伸ばした。 わたしが命じると、たちまちそのとおりの物ができた。
14. みな集まって、よく聞け。 おまえたちの偶像のうちで、次のように知らせてくれたものが一つでもあったか。 「主はクロスを愛し、彼にバビロン帝国の息の根を止めさせる。 主はカルデヤ人の軍隊を根こそぎにする。」
15. こんなことが言えるのは、このわたしだけだ。 わたしがクロスを呼び出し、使者として送り出した。 わたしは彼のすることをきっと成功させる。