7. そう言う一方では、新しい偶像作りに駆けずり回る。 彫刻師は鍛冶屋をせかせ、鋳物師は、かなとこをたたく手伝いをして、「もう十分火が通った。 さあ、腕の部分をはんだづけしよう」と言う。 注意深く各部分をくっつけ、堅くしめつけて、ばらばらにならないようにする。
8. だがイスラエルは違う。 おまえはわたしの友人アブラハムの家族だ。 だから、わたしはおまえを選び、わたしのものとした。
9. おまえを地の果てから呼び出し、わたしだけに仕えよと言いつけた。わたしがおまえを選び、しかも、どんなことがあってもおまえを見捨てないからだ。
10. 恐れるな。 わたしがついている。 取り乱すな。 わたしはおまえの神だ。 わたしはおまえを力づけ、おまえを助け、勝利の右の手でしっかり支える。
11. いきりたつ敵はみな、無残に踏みにじられる。 おまえに刃向かう者はみな死に絶える。
12. 彼らの姿を捜し回ってもむだだ。 一人もいなくなるからだ。
13. わたしがおまえの右手をつかみ、「こわがるな。 おまえを助けに来た」と励ます。
14. イスラエルよ、たとい軽べつされても恐れるな。 わたしは必ずおまえを助ける。 わたしは主、おまえを贖う者だ。 わたしはイスラエルのきよい神だ。
15. おまえは新しい鋭い刃のついた打穀機となり、敵という敵を粉々にし、もみがらの山をつくる。
16. それを空中に放り上げると、風が吹き飛ばし、つむじ風がまき散らす。 こうして主の喜びがおまえの心を満たし、おまえはイスラエルの神をうんと自慢するようになる。
17. 貧しい者や困っている者は水を捜しても見つからず、のどは渇き、舌が上あごにつく。 そのような時、わたしを呼べば、わたしは答える。 イスラエルの神であるわたしは、いつまでも彼らを見捨てない。