イザヤ書 38:2-12 リビングバイブル (JLB)

2. なんということでしょう。 ヒゼキヤはくるりと壁のほうを向き、必死に祈りました。

3. 「ああ神様、お忘れになったのですか。 あんなに真実を尽くし、いつもお言いつけに従おうと努力してきましたのに。」 王は肩をふるわせ、大声で泣きました。

4. これを見て、神様はイザヤに告げました。

5. 「さあ、ヒゼキヤに言ってやりなさい。 おまえの先祖ダビデの神である主は、確かに祈りを聞いた。 おまえの涙を見て、あと十五年いのちを延ばすことにした。 

6. おまえとこの都をアッシリヤ王の手から救い出そう。 心配はいらない。 まちがいなく守ってやる。 

9. ヒゼキヤは元気になると、この経験を詩にまとめました。

10. 「まだ働き盛りだというのに、いっさいをあきらめなければならないのか。 これからの歳月は奪い取られ、よみの門に入ろうとしている。 

11. もう二度と、生きている人の国で神様を見ないだろう。この世で友人の顔を見ることもない。 

12. 私のいのちは、羊飼いのテントのように風で吹き飛ばされ、機を織る人が中途で手を止めるように中断された。 私のいのちは、たった一日で消えていく。

イザヤ書 38