イザヤ書 37:14-25 リビングバイブル (JLB)

14. ヒゼキヤ王は読み終えると、すぐさま神殿に駆けつけ、神様の前に手紙を広げ、 

15. こう祈りました。 

16-17. 「天の軍勢の主、ケルビム(契約の箱を守る天使の像)の上におられるイスラエルの神様。 あなただけが世界でただ一人の神様です。 あなただけが天と地をお造りになりました。 どうか今、私の願いをお聞きください。 祈っている私に目を留めてください。 ご覧ください。 これがセナケリブ王の手紙です。 王は生きておられる神様をあざけりました。 

18. 手紙にもあるように、王が国々を滅ぼしたのは事実です。 

19. そして国々の神を火に投げ入れました。 みな神とは名ばかりで、人間が木や石で作った、ただの偶像にすぎませんが……。 だからアッシリヤ人は、難なくこれらの神々の息の根を止めることができたのです。 

20. ああ神様、世界中の国が、あなただけが神であることを知るためにも、どうか私たちをお救いください。」

21. その時、アモツの子イザヤは使いをやり、ヒゼキヤ王にことづけを伝えました。 「イスラエルの神様のお告げがありました。 神様は、あなたがアッシリヤの王セナケリブのことで祈るのを、お聞きになりました。

22. 彼についてのお告げはこうです。 シオンのよるべのない娘であるわたしの国民は、おまえを軽べつし、笑い者にし、ばかにして頭を振る。 

23. おまえがののしり、あざけった相手は、いったいだれか。 おまえはだれに毒づいたのか。 だれに高ぶり、言ってはならぬことを口にしたのか。 イスラエルのきよい神、わたしにではないか。

24. おまえは使いをよこして、わたしをあざけった。 得意になって自慢した。 『私は強力な軍勢を引き連れ、西の国を攻めた。 そびえるレバノン杉と良質の糸杉を切り倒した。 高い山々を征服し、密林を踏みにじった』とな。

25. おまえは、征服した地に多くの井戸を掘ったことを自慢している。 エジプトが全軍をあげてかかっても、おまえには歯が立たない。 

イザヤ書 37