9. そうでもしなければ、彼らは口をとがらせ、わたしが一度も警告しなかった、と文句を言うに違いない。 「とんでもありません。 神様はただの一度だって、そんなことはおっしゃいませんでした」と言うに決まっている。彼らは意地っぱりで、強情な反逆者だ。
12. イスラエルのきよい神様の返事はこうです。おまえたちはわたしの言うことを無視し、根も葉もないことを信じて悔い改めようとしなかった。
13. だから、災難が突然おまえたちを襲う。 ちょうど城壁にひびが入り、がらがら音を立ててくずれ落ちるようにだ。 何もかも、あっという間の出来事だ。
14. わたしは皿を割るようにおまえたちを砕き、少しも手ごころを加えない。 いろりから炭火を移したり、井戸の水を少しでも運べるほどの破片も残らない。
15. イスラエルのきよい神様である主は、こうお語りになります。 わたしに立ち返り、わたしの助けを待ち望みさえすれば、おまえたちは救われる。 心を落ち着けて信頼することが、おまえたちの力となるのだ。 ところがおまえたちは、そうはしなかった。
16. あなたがたは言います。 「とんでもないことだ。 さっそくエジプトの力を借りよう。 足の速い軍馬を提供してくれるはずだ。」しかし実際に見るのは、あなたがたを追いかける敵の速さだけです。
17. たった一人の敵に千人が追い回され、わずか五人の敵で散り散りばらばらにされます。 こうしてあなたがたは、遠くの山頂の、まばらに生えた木のようになるのです。
18. しかし神様は、あなたがたを愛し、いつかみもとに帰るのを待っています。 約束どおり、あなたがたを無理やりつかまえてでも祝福しようと、待ちかまえています。 神様は約束は必ず守るお方なので、神様の助けを待ち望む人はしあわせです。
19. エルサレムに住む私の国民よ、もう泣くことはありません。 神様はあなたがたの叫びに答え、まちがいなく恵んでくださるからです。