1. 天の軍勢の主は、エルサレムとユダ王国の食糧と水の補給路を断ち、
2. 指導者たちを殺します。 軍隊、裁判官、預言者、長老、
3. 将校、実業家、法律家、魔術師、政治家などです。
4. イスラエルの王たちはまるで赤ん坊のようになり、子供のような政治をします。
5. おかげで手のつけられない無政府状態となり、だれもが人を踏みつけ、隣人同士で牙をむき合い、権威に盾をつき、身分の低い者が高貴な人をあざ笑うようになるのです。
6. そのとき人は、兄弟にまですがって哀願します。 「おまえには余分の着物があるじゃないか。 頼むから王になってくれよ。 この混乱した社会を何とかしてくれっ!」
7. ところが、相手は口をとがらせるばかりです。 「冗談じゃないよ。 おれに何ができるって言うんだい。 着物も食べ物も、余分なんかありゃしない。 変な巻き添えを食わすのはよしてくれ。」
8. イスラエルがすっかり落ちぶれたのは、ユダヤ人が神様の悪口を言い、神様を拝もうとしなかったからです。 彼らは神様の顔に泥を塗りました。
9. 彼らの顔つきを見ればそれもうなずけます。 なるほど罪の深そうな顔をしています。 おまけに、自分たちの罪はソドムの住民の罪といい勝負だとうそぶき、恥ずかしいなどとは少しも思っていません。 もう手の施しようもありません。 自分で自分の滅亡の運命を決めてしまったのです。
10. しかし神様を敬う人は、何もかもうまくいきます。 そういう人には、「すばらしい報いがありますよ」と励ましなさい。
11. ただし悪者には、「おまえにもそれ相当の報いがある。 今に恐ろしい刑罰を受けるだろうよ」と言ってやりなさい。
12. かわいそうな国民よ、支配者がどんなにあなたがたを惑わしているか、わからないのですか。 女のように弱く、子供のような世間知らずが、王のまね事をしているのです。 これでも指導者でしょうか。 とんでもない! あなたがたを滅びへと真っさかさまに突き落とす連中です。
13. 神様は立ち上がります。 検察官として、ご自分の国民の起訴状を読み上げます。