イザヤ書 28:6-13 リビングバイブル (JLB)

6. 神様は、裁判官には正義心を、城門の外に最後まで踏みとどまって戦う兵士には、大きな勇気を与えます。 

7. しかし今のところ、エルサレムは酔っぱらいの手に握られています。 祭司も預言者も足がふらつき、常識では考えられないまちがいをしでかします。 

8. 彼らの食卓は吐いた物だらけで、どこもかしこも汚物でいっぱいです。

9. ところが国民は、口々に不平を言うのです。 「イザヤのやつ、ずいぶんずけずけ言うじゃないか。 いったい何様だと思ってるんだ。 おれたちを片言まじりの子供扱いしやがって。 

10. もうたくさんだ。 耳にたこができた。 同じことをくどくどと、何度にも分けて少しずつ話す。 あれじゃ、子供でもわかるだろうよ。」

11. こう言って、いっこうに耳を貸そうとしません。 彼らにぴんと来るのは、罰があたるということばだけです。 だから神様は罰として、ちんぷんかんぷんな話し方をする外国人を、彼らに敵対させます。 そうなってはじめて、彼らは神様のことばを聞くようになります。

12. 最初から神様のいいつけを守り、正しい生活を送っていたら、自分の国で安心して暮らせたはずです。 せっかくの神様の約束に、彼らは耳をふさぎました。 

13. そこで神様は、機会を見ては、わかりやすいことばで何度も同じことを言いました。 ところがこの簡単明瞭なお告げに、彼らはつまずいて倒れ、足を折り、罠にかかって捕らえられる有様です。

イザヤ書 28