3. 酔いどれイスラエルの喜びだった高慢なサマリヤの町は、地面に投げつけられ、くつで踏みにじられます。
4. よく肥えた谷に囲まれた、まぶしいまでの美しさは、あっという間に消え、初なりのいちじくの実が摘み取られて口に放り込まれるように、貪欲な手で、もぎ取られます。
5. その時になってはじめて、天の軍勢の主が彼らの最大の栄誉となり、残った国民の美しい冠となります。
6. 神様は、裁判官には正義心を、城門の外に最後まで踏みとどまって戦う兵士には、大きな勇気を与えます。
7. しかし今のところ、エルサレムは酔っぱらいの手に握られています。 祭司も預言者も足がふらつき、常識では考えられないまちがいをしでかします。
8. 彼らの食卓は吐いた物だらけで、どこもかしこも汚物でいっぱいです。
9. ところが国民は、口々に不平を言うのです。 「イザヤのやつ、ずいぶんずけずけ言うじゃないか。 いったい何様だと思ってるんだ。 おれたちを片言まじりの子供扱いしやがって。
23-24. 私の言うことをよく聞き、私の嘆願に耳を傾けなさい。 農夫は、畑を耕し、ならすばかりで、いつまでも種をまかないでしょうか。
25. 耕し終えたら、さまざまの穀物の種を、それぞれの場所にまかないでしょうか。
26. 農夫は作物をどう扱えばよいかを知っています。 神様が、物事をよく見て正しく判断する力をお与えになったからです。
27. だから、どの穀物も同じように脱穀したりはしません。 いのんどの実は、大つちではなく棒で打ちます。 クミンの場合は、脱穀車の車輪を回して押しつぶすのではなく、からざおで静かにたたきます。
28. パンの材料になる麦は、すぐつぶれるので、いつまでもたたくようなまねはしません。
29. 天の軍勢の主はすぐれた教師であり、農夫に知恵をお授けになるのです。