16. しかし、神様である主のお告げは違います。 わたしはシオンに土台石を置く。 それは試験ずみの、かけがえのない隅の親石で、どんな重さにも耐える。 信じる者は二度と逃げなくてもよい。
17. わたしは測りなわと正義のおもりで、おまえたちの城壁の基礎工事を調べる。 それは、見た目にはりっぱだが、実際はもろく、雹の嵐で簡単にくずれる。 敵は洪水のように押し寄せて城壁をのみ込み、おまえたちはおぼれる。
18. わたしは、おまえたちが死や悪魔と結んだ協定を破棄するので、恐ろしい敵がなだれ込み、おまえたちを踏みにじる。
19. 洪水はくり返し襲いかかり、おまえたちを一人残らず押し流す。 だから、わたしが前もって警告しておいたことが実際にはどんなに恐ろしいことか、身にしみてわかる。
20. あなたがたの作ったベッドは丈が短くて足が出るし、毛布は小さすぎて体をくるむことができません。
21. 神様は、ペラツィム山とギブオンでの時のように、思わぬ時に突然やって来て、神様の国民を滅ぼすという、常識では考えられないようなことをします。
22. だから、刑罰がいっそう重くならないためにも、これ以上あざけってはいけません。 天の軍勢の主である神様は、私にはっきりと、あなたがたを押しつぶすことにした、とお語りになっているからです。
23-24. 私の言うことをよく聞き、私の嘆願に耳を傾けなさい。 農夫は、畑を耕し、ならすばかりで、いつまでも種をまかないでしょうか。
25. 耕し終えたら、さまざまの穀物の種を、それぞれの場所にまかないでしょうか。
26. 農夫は作物をどう扱えばよいかを知っています。 神様が、物事をよく見て正しく判断する力をお与えになったからです。