イザヤ書 22:1-20 リビングバイブル (JLB)

1.  今度は、エルサレムについての神様のお告げです。いったい、どうしたというのでしょう。 だれもかれも、どこへ行こうとしているのでしょう。 大急ぎで屋上に上り、何を見つめているのでしょう。 

2. 町中が上を下への大騒ぎです。 あれほど繁栄していた優雅な都に、足の踏み場もないほど死体が転がっています。 それも、勇敢に戦い、戦死したのではなく、伝染病で倒れた人たちの死体です。 

3. 指導者はわれ先に逃げ、あっさり降伏します。 住民も脱出をはかりますが、途中で捕虜になります。 

4. 私を一人にしてくれ。 思いっきり泣きたいのだ。 へたに慰めないでくれ。 同胞が目の前で滅ぼされるのを見て、どうして泣かずにおれよう。 

5. ああ、胸の張り裂けそうな悲しみの日! 天の軍勢の主が与える混乱と恐怖の日! エルサレムの城壁はくずれ落ち、山々に断末魔の叫びがこだまします。 

8.  神様が手を引いてしまったので、あなたがたはあわてて武器を取りに兵器庫へ走ります。 

12. 天の軍勢の主である神様は、あなたがたが悔い改め、罪を犯したことを泣き悲しんで頭をそり、荒布で作った着物をまとうように、と呼びかけてきました。 

13. ところがあなたがたときたら、歌と踊りと遊びに興じ、飲み食いに明け暮れたのです。 「さあ、大いに飲み、たらふく食べよう。 せいぜい愉快にやろうじゃないか。 人生は太く短くだ。 どうせ明日は死ぬんだから」と開き直っています。 

14. 天の軍勢の主は、このような罪は死ぬまで赦されない、と断言なさいます。

15-16. 天の軍勢の主である神様は、次のようにもお語りになりました。 さあ、宮殿を管理しているシェブナに言ってやれ。 「おまえは、岩を掘ってりっぱな墓を造ったが、いったい自分を何様だと考えているのか。 

17. ああ、勇士よ。 おまえにこんなぜいたくな暮らしを許した神は、おまえを放り投げ、捕虜として遠くへ連れて行く。 

18. 神はおまえを手の中で丸めてまりのようにし、草木も生えない遠くの不毛の地に投げ捨てる。 ああ、名声をほしいままにした者、国の恥さらしよ。 おまえはそこで死ぬのだ。

19.  わたしはおまえを追放し、高い地位から引きずり下ろす。 

20. そのあとで、ヒルキヤの子である、わたしのしもべエルヤキムを召し、おまえの代わりとする。 

イザヤ書 22