7. あまりの恐ろしさに腕は麻痺し、勇気はくじけ、
8. 震え上がる。 産みの苦しみにあえぐ女のように、激しい苦痛を伴う恐れに取りつかれる。 おまえたちは絶望して互いに見つめ合うが、青ざめたその顔に映るのは、町を焼く炎ばかりだ。
9. さあ、神の日がくる。 それは、神の憤りと激しい怒りに包まれた、身の毛もよだつような日だ。 地は、そこに住む罪人もろとも滅びうせる。
10. 星も太陽も月も、一筋の光さえ放たず、天は真っ暗になる。
11. わたしは世界をその悪のために、悪者どもをその罪のために罰する。 いばり散らす者と横柄な金持ちとを踏みつぶす。
12. わたしがひと仕事終えた時、生き残っている者はほんのひと握りだけだ。その時、人間は金鉱より探しあてるのが難しくなり、オフィルの金より価値あるものとなる。
13. わたしが憤りと激しい怒りで天をゆするので、地球は元の場所から移動する。
14. バビロンの兵士は逃げて逃げて逃げ回り、ついに精根尽きて倒れる。 まるで犬に追われる鹿のように故国めざして一目散に走り、羊飼いに見捨てられた羊のようにさまよう。
15. 走る気力を失った者は、無残な殺され方をする。
16. 小さな子供たちは、目の前で、舗道の石に投げつけられて殺される。 家は略奪され、妻は攻め入った敵兵に犯される。
17. わたしはメディヤ人をバビロンに敵対させる。 どれほど金銀を積んでも、彼らのきげんをとることはできない。
18. 侵入した軍隊は、若者も赤ん坊も容赦せず、子供たちにもいっさい手ごころを加えない。