18. 今は壮麗な森のような大軍も、無残な姿をさらし、病人がやせ細っていくように、たましいと体もろとも滅び去ります。
19. おびただしい兵力を誇った大軍のうち、生き残る者はほんのわずかで、子供でさえ数えることができます。
20. そうなってはじめて、イスラエルとユダに残っていた者は、二度とアッシリヤ人を恐れなくなり、イスラエルのきよい神様である主だけを頼みとするようになります。
21. 全能の神様に立ち返るのです。
22. しかし、今イスラエル国民は海辺の砂のように多くいようとも、その時まで生き残り、神様に立ち返る者は、ごくわずかしかいません。 神様はご自分の国民を滅ぼそうと、堅く覚悟を決めておられるからです。
23. 彼らを根こそぎにすることは、天の軍勢の主である神様によって、すでに決められたことです。
24. だから天の軍勢の主である神様は、こう命じます。 「エルサレムに住むわたしの国民よ、昔のエジプト人のようにアッシリヤ人が圧力をかけても、こわがってはならない。
25. もうしばらくの辛抱だ。 わたしの怒りはおまえたちから離れ、アッシリヤ人に向けられる。彼らは滅びるのだ。」
26. 天の軍勢の主は、ギデオンがオレブの岩でミデヤン軍を打ち破った時のように、またエジプト軍が海でおぼれた時のように、アッシリヤ軍を血祭りにあげます。
27. その日になると、神様はご自分の国民を解放し、奴隷のくびきをはずして粉々にこわします。
28-29. さあ、アッシリヤの大軍が押し寄せて来ます。 さっきまでアヤテにいたのに、もうミグロンに着きました。 彼らはミクマスに軍用物資を置き、渡し場を過ぎ、ゲバで野営します。 ラマの町は震え上がり、サウルの町ギブアの住民は命からがら逃げます。
30. ガリムの人たちよ、さあ、恐怖に取りつかれて金切り声をあげなさい。 大軍がやって来るのだから、ラユシャに大声で危険を知らせなさい。 哀れなアナトテよ、あなたの運命はなんとも哀れです。